競泳界の新星、19歳佐藤翔馬 200平で世界記録まで0・9秒…「残念」

 「競泳・日本学生選手権」(4日、東京辰巳国際水泳場)

 最終日が行われ、男子200メートル平泳ぎは、慶大2年の佐藤翔馬(19)=東京SC=が2分7秒02をマークし優勝した。世界記録2分6秒12まではあと0・9秒に迫った。

 「複雑な気持ち。(2分)7秒0(台)の自己ベストは出せたけど、日本新記録、世界新記録が目標だったので、そこに届かなかったのは残念」

 150メートルの折り返しまでは世界記録を上回るハイペース。レース後、タイムを確認すると、思わず天を仰いだ。今年1月にマークした2分7秒58の自己ベストを大きく塗り替えた一方で、レース前から公言してきた世界記録更新はかなわなかった。

 「今回全力を出し切って7秒。まだまだ頑張らないと(世界記録には)届かないと実感したので、全力で練習したい」と佐藤。来夏に延期された東京五輪へは「ずっと目標にしているのは金メダル。そこが見えてきたのはとてもいいことだと思う」と話した。

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