正代の大関昇進に兄弟子・元豊ノ島も感慨「夢をかなえてくれた」
新大関正代が30日に誕生し、兄弟子の井筒親方(元関脇豊ノ島)も感無量だった。「私も現役時代に優勝に絡んだことはあったのですが、大関は夢の話だった。正代は優勝だけでなく大関昇進も果たし、夢をかなえてくれた」と感謝した。
優勝争いした初場所から明らかな変化を感じ取り、3月の春場所、復帰した関脇で勝ち越したあたりからは別人だった。
「私の身近な人には『大関に上がる』と話していた。正代にも『今、この人に勝てないという人はいないだろう』と言ったら『絶対に勝てない人はいないです』と答えていた。そこで『ここまで来たら、優勝、上(大関)を目指せ』と言っていた」と明かした。
先々代師匠の豊山以来57年ぶり部屋に新大関。「これからはどんどん欲を出していってほしい。大関の上の番付があるのだから。自分の相撲が取れれば、優勝は2回、3回と増やしていけるんじゃないですか」と、エールを送った。