サニブラウン 五輪延期も「ネガティブにはならなかった」【一問一答】
陸上男子100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(21)が東京五輪開幕まであと300日となった26日、都内で取材に応じた。
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-五輪が延期となって、どう思ったか。
「あまりネガティブにはならなかった。切り替えは速かった。1年あるから、どう使っていこうかなと」
-練習拠点を移したプロチームは17年に指導を受けたレイナ・レイダー氏がコーチを務め、世界選手権のメダリストらトップ選手が在籍する。
「世界のトップレベルと戦うには、そのレベルの人たちと日々練習しないといけないと思った。(レイダーコーチからは)重心が低くなっていると指摘された。小さな部分だが、大きな変化になれば」
-コロナ禍を経て感じたことは。
「当たり前が当たり前ではなくなって、その大事さ、ありがたみに気付いた。スポーツがあってこそ、世の中がまわっていく部分もある。アメリカではアメフトの試合が中止になって大騒ぎになった。スポーツに経済を動かす力があることを身に染みて感じた」