朝乃山は痛恨の黒星「攻めを焦った」2日目へ切り替えて挑む

 「大相撲秋場所・初日」(13日、両国国技館)

 大関2場所目の朝乃山(高砂)は小結遠藤(追手風)にすくい投げで屈し、痛恨の黒星を喫した。

 朝乃山はゴロリと土俵外に裏返された。土まみれで起き上がると、悔しげに顔をしかめた。白鵬、鶴竜が休場し、37年ぶりに複数の横綱が全員不在となる異常事態。出場番付最上位、東大関が痛恨の黒星スタートとなった。

 過去4勝6敗だった難敵の遠藤に右差しを徹底して封じられ「攻めを焦った」ことが敗因。馬力を生かし土俵際に追い込んだが残されて反撃を食う。左上手から強引な投げも呼び込んで失敗。最後はすくい投げに屈した。

 「攻めを急いで相手の形を作らせた。悪い形になった」と悔やんだ。角界の看板として場所を引っ張る責任を口にしてきた。重圧との戦いに「先場所と変わらない」と平常心で臨んだが、初日の結びを締められなかった。

 新大関の先場所、自身も敗れた照ノ富士に優勝を許した。「悔しかったのは忘れない」と、雪辱の大関初Vを目指し初日まで万全の調整をしてきた。

 リモート取材の最後は「きょう負けてしまったけど切り替えて自分の相撲を取り切る」と力を込めた。2日目、隆の勝を退け、逆襲態勢を整える。

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