坂本花織、リモート振付で「左右分からず」苦労も、上々のSP披露

華麗な演技を披露する坂本花織(代表撮影)
2枚

 「フィギュアスケート・ドリーム・オン・アイス2020」(12日、KOSE新横浜スケートセンター)

 前シーズン優秀選手による今季のプログラムお披露目を兼ねたエキシビションが行われ、この日は各選手のショートプログラム(SP)が演じられた。

 18年平昌五輪代表の坂本花織(20)=シスメックス=は、淡いピンクとブルーのグラデーションの衣装で登場。「バッハ・ア・ラ・ジャズ」をお披露目した。演技後半の3回転ループでやや着氷が乱れたが、ジャズ調のピアノの音色に合わせた力強いステップで魅力を発揮した。演技後はちょっと悔しそうな表情を浮かべ「練習の時にいいSPができたんですけど、本番になると試合のような緊張感が蘇ってきて、足の震えが止まらなくなってしまった。最後までなんとか滑りきれたのでよかったけど、ちょっと惜しかったなという顔です」と、苦笑いで振り返った。

 コロナ禍のため、海外にはいけず、リモートで振付を敢行。「なかなか左右、正面とかどっちか分からなくなって苦労しました」と苦心の末、作り上げてきたが「いつも最初のこの時期は動きが悪いけど、今季はいつもよりちょっといいかな」と、手応えはつかんでいる模様。13日に披露するフリーは昨季に続き「マトリックス」だが「ちょっとリニューアルしたマトリックス。そこも楽しんで頂けたら。ベストな演技が出来るように頑張りたい」と、意気込んだ。

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