タレントのおのののか（２８）が９日、自身のＳＮＳで結婚を発表した。お相手は、同じ１９９１年生まれで競泳の塩浦慎理（２８）＝イトマン東進。５０メートル自由形の日本記録保持者だ。

　塩浦は１６年リオ五輪代表で、昨夏の世界選手権男子５０メートル自由形で１８年ぶりに決勝進出の快挙を成し遂げたトップスイマー。

　東京五輪は３月に１年延期が決定したが、競泳の五輪代表選考会は４月初旬。塩浦もその選考会に照準を定め、厳しいトレーニングを重ねていた。コロナ禍で選考会の延期が決定して以降、腕試しの場を失った多くのスイマーが喪失感を口にしていた。塩浦も８月２９日、約半年ぶりに出場したレース後「頑張る気持ちの作り方がなかなかできなかった」と振り返っている。

　それでも「この数ヶ月ゆったり過ごして、ようやくもう一回頑張るかという所に気持ちが盛り上がってきた。今はやる気満々」と話していた塩浦。

　この日、結婚を報告した直筆メッセージでも「五輪が延期してからも前向きに過ごすことが出来たのは彼女のおかげです」「最高のパートナーと共に目標に邁進してまいります」などとつづっているだけに、おのの存在は大きな心の支えとなっていたようだ。