大相撲7月場所を右肘の負傷で途中休場した横綱鶴竜が9日、報道陣の電話取材に応じ、休場後から本格的な稽古を再開できていないと明らかにした。右膝の故障で同場所を途中休場した横綱白鵬も関係者によると相撲を取る段階に至っておらず、ともに秋場所(13日初日・両国国技館)出場に不安が高まってきた。
白鵬は8月に内視鏡による手術を受けたが、回復が十分でないという。日本相撲協会によると、2人以上の横綱全員が初日から休場して不在となれば、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降では83年夏場所の千代の富士、北の湖以来37年ぶりとなる。