鶴竜「体ができていない」秋場所出場可否は10日までには結論へ
「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)
横綱鶴竜(35)=陸奥=が9日、秋場所出場は厳しい見通しとなった。この日は基礎運動とぶつかりの胸出しで終わり、相撲を取る稽古は再開できていない。初日が迫る中、調整が遅れている。
朝稽古後、電話取材に応じ、「体がまだという感じ。全体的に。肘もそうですけど。体ができていないというか」と現状を語った。
出場か休場かの判断に関し、「明日までに決めるということですかね。なんだかんだ明日までにはしっかり決めたいと思う」と、師匠の陸奥親方(元大関霧島)と話し決める。
先場所は右肘を負傷し、2日目から途中休場。新型コロナウイルスの影響で出稽古も解禁されず、調整リズムは狂うのは確か。「出稽古もできていないから。そのへんは一緒と思うけど、1人とかで頑張っている関取もいるわけですし。だからといって難しいなとは思う」と語った。
今年は幕尻優勝が2人も出るなど、上位の責任も口にしてきた。「そんなに簡単に優勝させちゃっていいのかという思いもありますし、1つ優勝するだけでもすごい大変というのが、自分の場合はね。そういうのを許してしまっていいのかなという思いはあります」。責任を果たせないもどかしい思いを口にした。