ベテラン隠岐の海、自粛生活で「健康体」 果物、海産物など差し入れに感謝

 「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

 小結隠岐の海(35)=八角=が5日、都内の部屋で幕下と相撲を10番取るなど調整した。朝稽古後、電話取材に応じ、「コロナとかそういうのなりますから、体調を崩さない程度に休み休みやってます。ぼちぼち。今場所に良い形で行ければそれで良いんじゃかな」と、マイペースで調整を続けている。

 不要不急の外出禁止の中、差し入れに感謝している。「やっぱりシャインマスカットと梨。季節ですねえ。梨を食いまくってますよ。ハンパじゃないですよ。最高ですねえ」。自粛生活のため、外食をしないだけではなく晩酌も控え目。地方場所や巡業がないこともあり「もう健康体ですよ。やっぱり楽ですよね。東京にずっといるし、家にもずっといるし、今まではやっぱり移動とかで疲れが。考えたら健康体ですよ」と、前向きにとらえた。

 故郷の島根・隠岐の島からも海鮮などがたくさん届く。「ワカメやら、お魚だったり差し入れしてもらって良いですよ。フルーツとか良いですよね。なかなか食わないですからね」と感謝していた。

 先場所は三役で初の勝ち越しとなる9勝。「(以前は)横綱、大関が多かったんですよね。そういうどうしても横綱、大関を倒さないと勝ち越せないみたいな。横綱、大関に勝ち越していかないといけなかったので。今はそうでもないですからね。勝ち越しやすいのかもしれないし。気持ち的にも」と言う。

 先場所は後半戦に5連勝とスタミナ面も不安なし。自身以外の三役は全員が20代。世代交代と言われる中、35歳、小結で勝ち越した。「若い子は、今上がってる子たちは上がりたくてしょうがないんでしょうか。勝てばいいし、負けたら壁だと思って、また努力しますしね。みんな結果出してますからね。ほかの若い子は。いいんじゃないですかね。みんながこう、業界の顔になってみんなを盛り上げて相撲が盛り上がれば一番いいんじゃないですかね」と淡々と話した。

 秋場所もまだまだ若手の壁になる。「2桁目指して頑張りたい。力むと話にならないので。自分のリズムで。2桁ですね」と意欲的だった。

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