新関脇大栄翔 突き押し強化で狙う埼玉出身者初優勝「第1号目指して行きたい」

 申し合いをする大栄翔(左)(日本相撲協会提供)
 申し合いを行う大栄翔(日本相撲協会提供)
 申し合いを行う大栄翔(日本相撲協会提供)
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 「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

 新関脇の大栄翔(26)=追手風=が2日、埼玉県草加市の部屋で関取との申し合いを行い、19番取って16勝と上々の調整だった。稽古後、電話での代表取材に応じ、「立ち合いしっかり当たることと、突き押しで攻めること」と意識した通りの動きとなった。

 新関脇になり祝福の声も多数届く。「まずは関脇に上がったことでいろんな方からおめでとうと言ってもらえたんですけど、ここまで来たらもう1個上とか。まだ上があるんで、そういうのを目指していってほしいと。期待してもらえることは本当に光栄なことなので、逆にプレッシャーとは考えずに、自分の中で気合に変えていきたい」と、さらなる番付アップを目指す。

 突き押しのさらなるレベルアップが今後の成長となる。師匠の追手風親方(元幕内大翔山)からも「もっともっと突き押しで攻めて、いなしとかも交ぜながら突き押しを徹底」と、助言を受ける。

 小結と違い、関脇は通常、後半戦に上位戦が組まれる。番付下位と戦う序盤戦へ「自分はそんな余裕があるほうじゃないんで。落とせないという言い方よりは、今までと変わらず一番一番初日から集中してやっていきたい」と語った。

 同学年の大関朝乃山(高砂)はもちろん意識。「本当に刺激になりますし、意識せざるを得ないというか。意識しますね」とキッパリ。優勝も常に狙っている。「もちろんやっぱり場所に出るからには毎場所、優勝を目指しています」と話した。埼玉県朝霞市出身。埼玉県出身の優勝者はまだいない。「第1号?そういうところを目指していきたい」と力を込めた。

 最近は体づくりのため、食事での栄養面も意識。「病気とか怖いので、野菜とかしっかりバランスよく食べないといけないと思っています。トマトがすごいいいらしいんでトマトを食べますし、部屋では酢玉ねぎを食べています。玉ねぎをお酢に漬けて。健康にいいらしいんで。疲労回復もありますし、糖尿の予防とかも。血圧にも多分いいんじゃないですかね」と、野菜にこだわっている。

 コロナ禍で実家に帰れていない。愛犬のチロルちゃんにも会えず「寂しいですね。はい。ははは」と、動画を送ってもらい癒やしとしている。「悪い成績は残せない」と、関脇で好成績を残し、チロルちゃんに報告するつもりだ。

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