朝青龍のおい、豊昇龍が新入幕 モンゴルから27人目 番付アラカルト

 日本相撲協会は31日、秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の番付を発表した。

 【横綱】東正位横綱は白鵬(宮城野)が就いた。先場所は初日から10連勝後、2連敗を喫し、右膝負傷で途中休場。復権の45度目優勝を目指す。西正位横綱の鶴竜(陸奥)も先場所、右肘負傷で2日目から途中休場。故障続きで体に不安を抱えながら、存在感を見せたい。

 【大関】東の大関は朝乃山(高砂)。新大関場所の先場所12勝を挙げたが、優勝を逃した。今度こそ大関初Vで悔しさを晴らす。西の大関は貴景勝(千賀ノ浦)。先場所は左膝負傷に耐えてかど番脱出。18年九州場所以来のV2をそろそろ手にしたい。

 【関脇】大栄翔(追手風)が新関脇に昇進。新関脇は初場所の朝乃山以来で追手風部屋からは2000年九州場所の追風海以来。埼玉県からは1963年名古屋場所の若秩父以来、戦後2人目となる。

 正代(時津風)、御嶽海(出羽海)とともに3関脇は2017年九州場所(御嶽海、嘉風、照ノ富士)以来。大関経験者がいない3関脇は2011年秋場所以来。3人とも先場所11勝を挙げており、今場所2桁勝利なら大関とりへ前進する。

 【小結】小結は隠岐の海(八角)が2場所連続、遠藤(追手風)が2場所ぶり復帰した。

 【前頭】先場所、13勝を挙げ5年ぶり復活優勝した元大関の照ノ富士(伊勢ケ浜)は幕尻から一気に東前頭筆頭まで番付を上昇させた。

 【新入幕】元幕内で現十両英乃海(木瀬)を兄に持つ翔猿(追手風)が新入幕を果たし、史上11組目の兄弟幕内となった。2014年春場所、千代丸・千代鳳兄弟以来となる。追手風部屋から新入幕は現師匠が創設してから昨年秋場所、剣翔以来10人目。東京都から剣翔以来戦後31人目。日大からも剣翔以来38人目。

 元横綱朝青龍を叔父に持つ豊昇龍(立浪)が今年初場所の霧馬山以来、モンゴルから27人目の新入幕。立浪部屋からは現師匠が継承してからは2018年名古屋場所の明生以来4人目。

 【再入幕】再入幕は3人で明生(立浪)が2場所ぶり、旭大星(友綱)が11場所ぶり、逸ノ城(湊)が3場所ぶり。

 【十両】王輝が新十両昇進を果たし、錣山部屋からは現師匠が創設後、昨年夏場所の彩以来5人目、新潟県から2016年九州場所の小柳(現豊山)以来、戦後17人目となる。錦富士は伊勢ケ浜部屋からは今年春場所の翠富士以来の新十両。青森県から2017年秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の大成道以来65人目。近大出身では翠富士以来14人目。

 千代の国(九重)が7場所ぶり、北はり磨(山響)が17場所ぶり十両復帰となった。

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