新たに力士新型コロナ感染 芝田山広報部長「どういう経路で感染したのか分からない」
大相撲で新たに幕下以下の力士1人に新型コロナウイルス感染が確認されたことを受け、14日、芝田山広報部長(元横綱大乃国)が電話での代表取材に応じた。「今回はいつどこで、どういう経路で感染したのか分からない。ウイルスも微量、低値ということで、症状もない」と説明。
同力士は10日に体調不良を訴えて隔離された。2度のPCR検査を受け、この日、陽性と判明した。「徹底して協会のガイドライン、システムに沿って、すぐに隔離という対応をしている」と、同部長は話した。
濃厚接触者らがPCR検査を受けた。「(結果は)まだ出ていない。濃厚接触者に感染者がいるかまだわからない。検査の結果を待って、もしいたらまた対応していく」と、結果を見て判断する。
これまで力士では新型コロナにより、元三段目力士の勝武士さんが亡くなるなど、高田部屋所属の6人が感染している。親方では高田川親方(元関脇安芸乃島)、7日には松ケ根親方(元幕内玉力道)も陽性と判定された。松ケ根親方はすでに退院した。
7月場所後は2週間限定で親方に届け出れば、外出が許可されるなど“緩和措置”が取られた。お盆明けの17日から協会員に新たな行動指針が示される予定で、秋場所(9月13日初日)へ向け、再び感染予防策が徹底されると見られる。