体操・北園丈琉が跳馬の高難度技・ロペス着地「もう少しでしっくりくる」
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体操男子で来夏の東京五輪出場を目指す北園丈琉(17)=大阪・清風高=が10日、大阪市内の同高で開かれた社会人クラブ・徳州会との合同試技会に参加し、跳馬で高難度のロペスを着地した。同校と同クラブが合同試技会を公開するのは初となる。
2018年ユース五輪で5冠に輝き、内村航平(リンガーハット)も評価する北園が、習得を目指す大技・ロペスを披露した。着地は乱れたものの「今日の感じは結構良くて、もう少しでしっくりくるところまで来ている」と手応え十分。一方で「出る力がコントールできてない」と課題も語った。
この日は6種目を終え、85・05点だった。コロナ禍で約2カ月器具を使用した練習ができていなかっただけに、同高の梅本英貴監督は「質の向上は必要だけど、今の位置づけで言えば満点に近い内容」とうなずく。来年4月からの所属先となる同クラブの米田功監督も「体操界だけでなく、スポーツ界を引っ張る日本の希望になる選手になってほしい」と期待を寄せていた。