自転車オムニアム世界女王・梶原悠未、五輪は「余裕を持って走れるように」

 自転車トラック種目の東京五輪代表選手の激励会が8日、五輪本番会場となる静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで行われた。女子オムニアムで今年の世界選手権女王の梶原悠未(筑波大院)は、「世界チャンピオンということを自信にしてしっかり走りたい。必ずメダルを獲得できるように頑張ります」と来夏に意気込んだ。

 東京五輪に向け、五輪代表選手は7月28日から8月2日に、五輪本番と同会場、同時刻で非公開のシミュレーションを実施した。開催国だからこそできる練習は選手に好評。梶原も「五輪当日のイメージがすごく湧きました。モチベーションがもう一段階上がった」とうなずく。

 本番を想定したことで課題も見えた。梶原が五輪代表入りするオムニアムは4種目の合計点で争われるが、今年の世界選手権は6時間半かけて行われたのに対し、五輪本番は3時間と約半分となる。最も短い休憩時間は2種目と3種目の間の20分。「一番苦しいレースの後に一番休憩時間が短い。(ここが)一番勝負の鍵を握る。五輪のレースはレベルが上がると思うけど、余裕を持って走れるレベルまで能力を上げたい」とイメージを膨らませる。

 激励会後には、橋本聖子五輪相に「五輪までの期間を楽しんで」と応援の言葉をもらった。「明日五輪でもベストパフォーマンスが出せるように」。金メダルに向け思いを募らせていた。

 激励会には男子の新田祐大、脇本雄太、女子の小林優香(いずれも日本競輪選手会)、中村妃智(日本写真判定)が参加し、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長らに激励を受けた。男子の橋本英也(日本競輪選手会)はビデオメッセージを送った。

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