陸上中距離クレイ・アーロン竜波 渡米前ラストレース大会新V「気持ちよく終われた」

 「陸上・東京選手権・第3日」(25日、駒沢陸上競技場)

 男子800メートル決勝が行われ、昨季の日本選手権王者で、今秋から米国のテキサス農工大に進学するクレイ・アーロン竜波(18)=相洋AC=が1分50秒54の大会新記録で優勝。留学前の国内最終戦を飾った。男子110メートル障害では日本記録保持者の高山峻野(25)=ゼンリン=が13秒54(向かい風1・1メートル)の大会新記録で制した。

 日本の中距離の未来を担うホープが、渡米前の最後のレースを最高の形で飾った。スタートから飛び出すと、日本記録保持者の川元奨らの追撃をラストスパートで突き放し完勝。「満足いく内容。気持ちよく終われた」と、笑顔で汗を拭った。

 今秋から中距離の強豪校であるテキサス農工大に進学するため、8月に渡米する。「国内レースでは自分の走りができるけど、海外ではまだまだ。練習からもまれて、強くなりたい」と、さらなる進化を思い描く。

 高校卒業後に米国の大学で実力を磨くのは、男子100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(フロリダ大)の足跡と重なる。来夏の東京五輪での活躍も期待される18歳は「サニブラウン選手は見本のような存在。自分も頑張ってきたい」と、拳を握った。

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