7月場所、観客の有無は13日に判断 感染者増に「手綱は緩めない」
「大相撲7月場所」(19日初日、両国国技館)
日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が10日、報道陣のリモート取材に応じ、都内で新型コロナウイルスの感染者が増えていることに「いい感じはしない。協会は引き続き、手綱を緩めない」と警戒を強めた。
13日に理事会を開き、7月場所の開催の可否を最終決定する。感染予防のガイドラインもまとめる方針。無観客開催を目指すが、この日からプロ野球が観客を入れ開催したことも参考に「(7月場所の)お客さんを入れる、入れないも13日に決定する」と説明した。
この日、協会執行部が会議し、「これから場所に向けての体調管理、場所に入ってからの体調管理など各部屋、体制作りをしていかないと」と確認した。
場所前の出稽古に関しては引き続き、禁止となった。
場所中、力士の移動は公共交通機関も許可する考え。3月の春場所は全力士がタクシー移動で会場入りしたが「東京は仕方がない。混雑を避けながら、うまく調整してくださいということ」と、同部長は話した。