元稀勢の里の荒磯親方「パソコンを使ったのも初めて」早大大学院でリモート授業受講

 「大相撲7月場所」(7月19日初日、両国国技館)

 大相撲の荒磯親方(元横綱稀勢の里)が3日、34歳の誕生日を迎え、電話での代表取材に応じた。4月から早大大学院スポーツ科学研究科の修士課程1年制の学生として学び、研究している。

 新型コロナウイルスの影響で通学はできないものの「週4日、1日3時間ぐらい、リモートで授業を受けている」と言う。エクセルを使い、リポートをまとめパソコンを使い発表する。やはりテーマは相撲界に関してだ。

 「自分が何をしたいか、力士育成もそうですし、部屋としてどうしていくかも研究の題材になっています。(指導に当たる)平田教授が考えた『トリプルミッションモデル』という『勝利、資金、普及』の3つがうまく回ったところがうまくいくというスポーツ界のモデルを、力士や部屋に当てはめてみたりもしています」。

 中学卒業後、角界入りし、学生として勉強も久しぶり。「ついていくのが必死で、喜びは感じていないかもしれません。遅れちゃいけないし、パソコンを使ったのも初めてだし。それが、この3カ月でした。喜びを感じるのはこれからかもしれません」と明かした。

 元横綱の現役学生は相撲を待ち望むファンへメッセージ。「このような状況が早く収まることが一番。(新型コロナウイルスに)感染したり、亡くなられた方もいらして、相撲界も残念なことがありました。いろいろなことを生かしながら、また明るい相撲界になることを祈ってますし、普及につながるように親方として相撲協会のために一生懸命動いて、みなさんが安心して相撲が見られるように、いい相撲を提供できるように頑張っていきたいと思っています。ファンあっての大相撲。私も大歓声をもらって力になっていましたし、ああいう(大観衆の)ところでやれるのが幸せでした。そういうのが早く戻ってほしいですね」と話した。

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