バレー女子・新鍋理沙が引退 右指手術も五輪延期で…苦渋の決断「1年長く感じた」

 バレーボール女子日本代表として2012年ロンドン五輪で銅メダル獲得に貢献した新鍋理沙(29)=久光製薬=が29日、オンラインで引退記者会見に臨んだ。東京五輪の1年延期が決まった後の今年4月に右人さし指を手術したことを明かし、「1年後の東京五輪で自分の納得のいく姿でコートに立てないと思った」などと、時折涙ぐみながら引退理由を語った。

 数年前から指の痛みに悩んでいた新鍋は、東京五輪を目指して手術に踏み切った。リハビリを続ける中、五輪1年延期という現実が重くのしかかってきた。「絶望というか…。私にとって1年は長く感じました。もう1年、同じサイクルでコンディションを保ちながら、というのがしんどいなと思った」。葛藤の末、苦渋の決断をした。

 現役生活を振り返り、「みなさんと一緒に戦った11年間は、私の一生の財産です」と、涙声でファンへの感謝も述べた。今後はチームの運営会社とマネジメント契約を結び、「チームスポーツの素晴らしさを伝えていけたら」と、バレーボール界の発展に貢献したいという。

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