聖火リレー祝賀イベント簡素化検討 五輪組織委が各国・地域委とミーティング

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の布村幸彦副事務総長は25日、都内で取材に応じ、新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された大会に向けて、15日から各国・地域の五輪委員会、パラリンピック委員会と情報交換のミーティングを始めたことを明らかにした。

 7月10日まで予定しているミーティングは、24日までに約4割を終えた。宿泊に関してどれくらいの部屋数が必要になるか、大会で必要な物品リストの変更の有無などをヒアリング。大会の運営方針として簡素化が打ち出された中、布村副事務総長は「大会の位置づけや原則、ロードマップ(行程表)を説明して、基本的には理解いただいた。選手についてはサービスレベルが下がらないように、という声をもらった」と語った。

 また、同副事務総長は聖火リレーに関して、今年予定していた約1万人の聖火ランナーは維持し、祝賀イベントの簡素化を検討していく方針を示した。

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