フィギュアのジャンプ基礎点変更などISUが新規定適用保留 北京五輪は現行ルールが有力

 国際スケート連盟(ISU)は18日、20-21年シーズンからの適用を発表していたフィギュアスケートのジャンプ基礎点変更などの新規定について、導入を保留すると発表した。新型コロナウイルスの影響で、世界各地のアイスリンクが閉鎖となり、練習の再開が遅れていることに配慮したという。

 来季は北京五輪シーズンとなることから、ロシアメディアによると、ISUのレイカニック副会長は「あと2シーズンは現行ルール。通常、五輪シーズンにルールは変更しない」と話しており、北京五輪は現行ルールで行われることが有力となった。

 5月に改定が発表されていた新規定では、4回転では最高難度となっていた4回転ルッツの基礎点が11・50点から11・00点に下がり、4回転ループが10・50点から11・00点にアップ。11・00点だった4回転フリップは維持され、3つの4回転ジャンプの基礎点が同一となっていた。

 五輪に向けた選手の戦略にも大きな影響が出てきそうだ。

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