錦織圭、1年ぶり復帰へ「ワクワク」全米OP無観客開催、8月ツアー再開決定

 テニス男子のエース、錦織圭(30)=日清食品=が18日、都内で行われた寝具メーカー「エアウィーヴ」の新商品発表会に練習拠点の米フロリダからリモートで参加した。新型コロナウイルスのため、ほとんどの大会が中止となっていたが、17日に全米オープン(8月31日開幕)の無観客での開催が決定。8月からのツアー再開、1年ぶりの復帰に向け「ワクワクしている。待ち遠しい」と意気込んだ。また、会見に出席したフィギュアスケート元世界女王の浅田真央さん(29)と約10年ぶりに“対面”した。

 日常が一変した世界で、再び始まる戦いの日々。戸惑いがないといえば嘘(うそ)になる。それでも、アスリートとしての本能が心を弾ませる。米フロリダからリモートで参加した錦織は「今、スポーツをすべきか賛否はあると思う」とした上で、「大会が決まったことはすごくうれしいし、ワクワクしてる。右ひじのけがをして、手術してちょうど1年。待ち遠しい」と腕ぶした。

 17日に全米オープンの無観客での開催と、8月からのツアー再開が決まった。すでにコートでの練習も再開しており、「肘の準備は万端。練習もしっかりできているし、早く試合をしたい」。昨年の全米OP以来となる約1年ぶりの試合に向けて態勢は整っている。

 全米OPは新型コロナの影響で、帯同スタッフが最大3人に限定されるなど、多くの制限が設けられており、ジョコビッチ、ナダルらトップ選手は出場に難色を示している。ただ、錦織は出場を明言。全米OPが行われる会場は、一時新型コロナウイルスの患者を受け入れる臨時病院として使用された。無観客となることについては「いつものような緊張感を持ったり、自分の中で気持ちをもっていけたりできるかは、ちょっと心配」と懸念を示しつつ「そういうところで試合をして、皆さんにいいテニスを見せられたら」と強い思いを口にした。

 自粛中、フォームの見直しといった自宅での練習のほか、英語や世界地図、米国内の地図を勉強し直し、見識を広げたという錦織。30歳となった日本男子のエースが、再び世界の頂を目指し、歩み始める。

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