F1・日本GPが中止 渡航規制の解除厳しく…田中社長「準備期間も考慮しやむなく」
10月9~11日に三重県鈴鹿サーキットで予定されていた自動車F1シリーズの日本グランプリ(GP)が12日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった。主催者が発表した。
主催するモビリティランドの田中薫社長は渡航規制の解除が見通せないことなどを理由に挙げ「安心、安全な環境で開催するための準備期間も考慮し、やむなく」と説明。1987年から再開されて以来、毎年続いてきた日本国内でのF1は、今年で一度途切れることになった。
今季のF1シリーズは多くのレースが中止または延期になり、関係団体が日程見直しを進めていた。新たな日程としては、第1戦のオーストリアGP(7月5日決勝)から第8戦のイタリアGP(9月6日決勝)まで欧州内での8レースが発表されている。F1の運営会社は12日、日本GPと合わせてアゼルバイジャンGP、シンガポールGPの中止を発表した。