阿武咲が7月場所へ決意「時間ある。課題を重点的に」 接触稽古自粛も体力強化
西前頭2枚目の阿武咲(23)=阿武松=が12日、稽古後に日本相撲協会を通じてコメントした。新型コロナウイルス感染拡大の影響でぶつかり稽古など接触を伴う稽古は自粛。「今は基本動作を中心に」と、体力強化に努めている。
夏場所が中止になり、7月場所まで2カ月以上の長丁場。「時間がある。自分の課題は分かっているので重点的に」と前を見据えた。
21歳だった17年九州場所で新小結に昇進したが右膝負傷の影響もあり番付降下。ようやく再三役を狙える地位まで回復してきた。無観客の春場所は横綱白鵬から初金星を挙げ、殊勲賞を獲得。「白鵬関に勝てたのは自分でも大きな一歩」と自信を胸に同学年ライバルの大関貴景勝(千賀ノ浦)を追う。