白鵬がマスク寄贈「力を合わせて乗り越えましょう」 日本とモンゴルに2万5000枚
日本相撲協会は11日、横綱白鵬(35)=宮城野=が日本と出身地モンゴルの医療従事者や施設などに合計2万5000枚のマスクを寄贈することを発表した。新型コロナウイルス感染拡大でマスク不足の市民を援助する。マスクは44度目優勝を果たした3月の春場所、受け取った懸賞金138本(414万円)で購入した。
白鵬は無観客の春場所を支えてくれたファンに感謝。「頂いた懸賞金を使って世の中のために何かできないかと考えていた」と言う。日本、モンゴルの関係者の話を聞き、恩返しすることを決めた。
夏場所は中止となり、7月場所(7月19日初日、東京・両国国技館)まで2カ月以上もある。「稽古やトレーニングなど自分のやるべきことをコツコツと続けている。食事でも野菜を多めにしてビタミンをとり、弱酸性次亜塩素酸水の消毒スプレーを常に持ち歩き、感染防止に努めています。みなさんも毎日、マスクをつけての生活で自粛も続き、ストレスもあると思いますが、みんなで力を合わせて乗り越えましょう!」と呼びかけた。