貴景勝「プラスに考える」朝乃山「明るいニュース届けたい」夏場所延期で両大関

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で大相撲夏場所(両国国技館)の2週間延期が決まり、両大関が4日、取材に応じた。感染防止のため、日本相撲協会から報道陣に朝稽古取材の自粛が要請され、この日から稽古後に代表者が電話取材する形が取られた。

 夏場所がかど番となる大関貴景勝(23)=千賀ノ浦=は初日が10日から24日に延期されたことを前向きに捉えた。「いつもより2週間調整できると思ってプラスに考えるしかない。膝とか体を良くするためポジティブに捉えたい」。春場所でも左膝に違和感があったため、体を万全にする期間に充てる。

 春場所は史上初の無観客が少なからず影響した。「前回は無観客でさみしい思いをした。コロナがはやっているので仕方がないけど与えられた環境で一生懸命やっていく。今後少しずつ状況が変わってくるかも分からない。場所に向けてというより毎日の稽古に励んで体を作っていく」と、体を作るのみだ。

 新大関の朝乃山(26)=高砂=は「初日に向かってやるだけ。いつも通り変わらず深く考えずやっていく」と冷静。日程が決まっただけで、夏場所は無観客や中止も含めて可能性がある。

 「協会が決断を下すので僕らは気にしても仕方がない。5月場所があると思ってやるだけ。(無観客でも)テレビの前で見てくれる人も大勢いる。前に出る相撲を見せたい。コロナで暗いニュースが続いているから、明るいニュースを届けたい」と話した。

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