柔道・井上監督、異例の9年目へ 9月で任期満了も五輪延期で続投オファー

 全日本柔道連盟の金野潤強化委員長は3月31日、都内で取材に応じ、東京五輪の1年延期が決まったことを受け、9月末で任期を満了する男子代表の井上康生監督(41)に1年限定で続投を要請する方針を明かした。男女とも監督、コーチが21年9月まで現職を担う。

 井上監督は日本男子が史上初の金メダル0個に終わった12年ロンドン五輪後に就任。16年リオデジャネイロ五輪では金2個を含む全7階級でメダル獲得と復活へと導き、2期目の東京五輪に向けても信頼は厚い。9月末で任期上限の2期8年を迎えるが、4月の理事会では規定改定も同時に諮り、異例の“おかわり登板”をオファーする。金野委員長は「当然井上監督に引き継いでいただく。(本人も)非常に使命感を持っている」と語った。

 五輪延期という非常事態に直面しているが、「勝負の世界は何が起こるか分からない。想定外にも対応できるように準備する」と繰り返してきた井上監督。9年目の手腕に懸かる期待は大きい。

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