柔道 井上康生監督が1年続投へ 9月任期満了も五輪延期で「当然引き継いでもらう」
全日本柔道連盟の金野潤強化委員長が31日、都内で取材に応じた。新型コロナウイルス感染拡大に伴って延期された東京五輪が来年7月23日開幕に決まったことを受け、今年9月で任期を満了する男子代表の井上康生監督(41)について続投を要請する方針を明かした。規定では最長となる2期8年を迎えるが、4月の理事会で改定した上で承認を諮る。
日本男子が金メダルなしに終わった12年ロンドン五輪後に就任した井上監督は、16年リオデジャネイロ五輪で金2個を含む全7階級でメダル獲得するなど復活へと導いた。2期目となる東京五輪に向けても全階級金メダルを目標に強化を続けている。史上初の五輪延期が決まったものの、金野委員長は「当然井上監督に引き継いでいただく。(本人も)1年やっていただくことに非常に使命感を持っていらっしゃる」と明言した。
また、男女ともに現コーチ陣、スタッフを1年後までそのままスライドさせる。