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八角理事長、異例のあいさつで感極まる 「本日…」10秒沈黙後、感謝の言葉

 「大相撲春場所・千秋楽」(22日、エディオンアリーナ大阪)

 観客のいない異例の場所を、第一人者が締めくくった。横綱白鵬(35)=宮城野=が横綱鶴竜(34)=陸奥=との相星決戦を制し、13勝2敗で2場所ぶり44度目の優勝を決めた。35歳0カ月での優勝は年6場所制が定着した1958年以降では3番目の年長記録。新型コロナウイルスの影響による史上初の無観客場所が終了し、夏場所は5月10日に東京・両国国技館で始まる。

 八角理事長が土俵の上で感極まった。十両後半が恒例となっている千秋楽の協会あいさつは、表彰式前に全幕内力士を土俵下に整列させて行う異例の形。「千秋楽にあたり、謹んでごあいさつ申し上げます。本日…」。万感の思いが込み上げてきた。目が潤む。10秒の沈黙後「千秋楽を迎えることができましたことは…」と感謝の言葉を続けた。

 全協会員がコロナウイルス感染予防を徹底し、不要不急の外出を避けた。37・5度以上の熱が2日続けば休場、1人でも感染者が出た場合は中止。極限状態の中でも親方衆、約650人の力士らから1人も感染者を出すことなく場所を終えた。

 「この3月場所を開催するにあたっては、一つの信念がありました。元来、相撲は世の中の平安を祈願するために行われて参りました。これからも伝統文化を継承し100年先も愛される国技大相撲を目指して参ります」。神事である大相撲の規律、目に見えない力を世界に知らしめた。

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