白鵬 敗れて2敗目…V争いから後退 碧山が単独トップ 大関獲りの朝乃山は2敗守る
「大相撲春場所・12日目」(19日、エディオンアリーナ大阪)
横綱白鵬(宮城野)は正代(時津風)に逆転負けを喫し、11勝2敗。首位から転落した。
白鵬はいきなり右からの張り手を繰り出したものの、冷静に対処した正代の反撃に遭うと、最後は寄り切られた。
前頭13枚目碧山(春日野)は御嶽海(出羽海)を押し出して、1敗をキープ。単独首位に立った。
横綱鶴竜(陸奥)は遠藤(追手風)を上手投げで下して、2敗を守った。大関貴景勝(千賀ノ浦)は竜電(高田川)を突き落として、6勝6敗と星を五分に戻した。
大関獲りの関脇朝乃山(高砂)は隆の勝(千賀ノ浦)との2敗対決を制し、3場所連続となる10勝目を挙げた。これで2敗は白鵬、鶴竜の両横綱と朝乃山の3人となった。
また発熱により新型コロナウイルス感染の疑いからPCR検査を受けた千代丸(九重)は、栃ノ心(春日野)を突き落として復帰後初勝利(6勝4敗2休)を挙げた。