樋口新葉「とても動揺し、残念」 フィギュア世界選手権中止で

 国際スケート連盟(ISU)は11日(日本時間12日)、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、フィギュアスケートの世界選手権(18日~21日・モントリオール)を中止すると決定した。日本からは男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦(25)=ANA=や宇野昌磨(22)=トヨタ自動車、女子で紀平梨花(17)=関大KFSC=らトップ選手がエントリーしていた。

 突然の世界選手権中止の知らせに、出場を予定していた選手からは落胆の声が漏れた。

 女子で2018年世界選手権銀メダルの樋口新葉(明大)は画像共有アプリ「インスタグラム」に「とても動揺し、残念に思います。コロナウイルスの影響が早く終息することを願っています」とコメント。アイスダンスで小松原美里(倉敷FSC)と組むティム・コレト(米国)はツイッターで「いろんな思いや複雑な感情がこみ上げてきている」とつづった。

 ISUの松村達郎理事は「とにかく残念の一言。選手をできるだけ参加させたいと思ったが、人の命が懸かっているだけに安易に大会をやろうとは言えない」と語った。

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