フェンシング男子エペ・山田優、五輪確実に W杯残るも他選手逆転する可能性なくなり

 日本フェンシング協会は10日、男子エペの山田優(25)=自衛隊=が東京五輪の個人出場権を確実にしたことを明らかにした。8日にブダペストで行われたグランプリ(GP)大会で初優勝し、世界ランキングも自己最高2位に浮上した。

 男子エペで五輪出場権が懸かる試合は20~22日のブエノスアイレスで行われるW杯を残すのみ。日本が目指す団体出場権が自力で取れない場合でも、個人でアジア勢の他の選手が逆転する可能性がなくなり、山田の出場は確実となった。三重県出身の山田は昨年のアジア選手権や全日本選手権を制し、勢いに乗っている。

 既に団体出場権の獲得を確定している女子フルーレは、13日から米カリフォルニア州アナハイムで開催予定のGPを残し、上野優佳(18)=埼玉・星槎国際高=と東晟良(20)=日体大=が日本勢の個人成績で上位2人となることが確実となった。日本協会の規定を満たし、五輪代表が事実上決まっている。

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