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恐怖の寝技地獄…柔道女子78キロ級はオール1本Vの29歳・浜田尚里が初五輪決定的

 「柔道・グランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会」(23日、ドイツ)

 東京五輪代表選考会の一つとして行われ、女子78キロ級は、19年世界選手権銀メダルの浜田尚里(しょうり、29)=自衛隊=が5試合をオール一本勝ちして優勝し、27日の強化委員会での五輪代表内定を決定的とした。

 ハマった相手は必ず仕留めるという、恐怖の“寝技地獄”で五輪切符に大前進した。世界屈指の寝技技術を武器にする浜田は、準決勝まで4試合中3試合を寝技で勝ち上がると、17年世界女王のアギアル(ブラジル)との決勝も持ち味をフルに発揮した。

 立っていた時間はわずか15秒ほどだった。開始早々、相手の内股を耐えてつぶすと、「チャンスだと思った」と相手の帯を持ちながら寝技に引き込んだ。まずは相手の右腕をガッチリ固めてから押さえ込み。これは不十分で8秒で解けたものの、固めている腕を軸にしながら再度押さえ込みに入った。これも脚を絡まれて逃げられたが、3度目は完璧な横四方固めで押さえ込んで、相手の心をへし折った。

 寝技ではどんな相手をも仕留められる反面、立ち技では不用意に下がったり、強引に投げにいこうとして逆に投げられてしまう悪癖が弱点だったが、徐々に克服。安定して国際大会の上位に食い込んでいる。29歳にして初五輪をほぼ手中に収めた寝技師は「五輪代表になりたいと思って今までやってきたので、この大会で結果を出せたことは良かった。五輪の代表になって、優勝することが目標です」と初々しく語った。

 ◆浜田尚里(はまだ・しょうり) 1990年9月25日、鹿児島県霧島市出身。10歳で柔道を始める。鹿児島南高、山梨学院大を経て自衛隊。寝技を得意としており、サンボの世界選手権で優勝経験もある。17年GS東京で優勝。18年は27歳で初めて世界選手権の代表となり、初優勝。19年の世界選手権でも銀メダルを獲得した。右組みで得意技は内股、寝技。168センチ。

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