宇野昌磨がSP首位 自己ベスト下回るも悲観せず「及第点かな」

 「フィギュアスケート・チャレンジカップ」(22日、ハーグ)

 男子ショートプログラム(SP)は世界選手権代表の宇野昌磨(22)=トヨタ自動車=が4回転トーループで回転不足を取られるなどのミスがあったが、91・71点を出して首位に立った。同代表の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は75・54点で3位。

 自己ベストを12・44点も下回る内容だったが、宇野は「及第点かな」と悲観しなかった。4回転トーループで着氷が乱れて予定した2連続ジャンプにできなかったが、年明けから本格的に師事する元世界選手権王者のランビエル氏とともに磨いた技を随所に織り交ぜ「ミスはあったけど、いい感じに終われた」と手応えを口にした。

 冒頭の4回転フリップは踏み切りから着氷まで流れるように決め「完璧だった」。ランビエル氏から「すごく細かいことまで指摘されてきた」というスピンは三つ全てで最高難度のレベル4を並べた。

 2年ぶりの表彰台を狙う世界選手権(3月18~21日・モントリオール)に向け「ミスした部分を改善し、もっといいものにしていきたい」。18年平昌五輪銀メダリストは着実にステップを踏んでいく。

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