「フィギュアスケート・四大陸選手権」（７日、ソウル）

　８日の女子フリーへ向けた公式練習が練習用のサブリンクで行われ、ショートプログラム（ＳＰ）首位発進の紀平梨花（１７）＝関大ＫＦＳＣ＝は同４位の坂本花織（１９）＝シスメックス、５位の樋口新葉（１９）＝明大＝とともに参加した。

　果敢に挑むか、手堅くまとめるか。紀平は難しい決断を迫られそうだ。今シーズン最大のテーマに挙げている４回転サルコー。試合で成功すれば、日本女子シニア初の快挙となる。ＳＰから一夜明けた公式練習では曲かけ冒頭は２回転になるなど振るわず。曲以外でも何度か試みたが、成功はなかった。

　紀平にとっては、女子では史上初の連覇が懸かる今大会。「良いジャンプを跳んで自己ベスト。それしか考えていない」と語っていただけに、納得の演技に期待したい。