羽生「SEIMEI」チラリ… おなじみのポーズで会場沸かせた
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(6日開幕、ソウル)
公式練習が5日、会場の木洞アイスリンクで行われた。ソチ、平昌五輪王者で、3年ぶり出場で大会初優勝を目指す羽生結弦(25)=ANA=は「バラード第1番」の曲をかけた練習で完璧な演技を披露した。競技会場で演じるのは、平昌五輪以来約2年ぶり。ルール改正前の世界最高得点を残した「伝説」のプログラムとともに、新たな伝説を築く。
公式練習ではフリー「SEIMEI」の一端も見えた。冒頭の4回転ルッツを耐えながら着氷すると、そのまま“脳内再生”を開始。4回転サルコー、トリプルアクセル、3回転フリップと流れるような演技を披露した。特にアクセルからフリップまでは約4秒間で、ほぼ助走なくジャンプを跳ぶ高い技術力を発揮。五輪後のルール改正で演技時間が4分半から4分に短縮された影響と思われる。おなじみのポーズを決めると、会場からは歓声が上がった。