荒磯親方「相撲界のために…」相撲版甲子園「稀勢の里杯」実現へ意欲

 大相撲の横綱白鵬(34)=宮城野=の冠大会「白鵬杯」が2日、東京・両国国技館で行われ、荒磯親方(元横綱稀勢の里)が初参加した。大会本部席で白鵬、元横綱日馬富士と並び、豪華ビッグ3で大会を盛り上げた。

 荒磯親方は自身も高校生による日本一決定戦、相撲版甲子園「稀勢の里杯」を今年中に開催したい意向を持つ。同大会は第10回目で世界各地の少年らを集め、規模も大きく参加人数も1000人以上と多い。大相撲の底上げには相撲人口の減少に歯止めをかける必要があり、白鵬の考えとも一致する。

 小4のわんぱく相撲で初めて両国国技館に立った時、「衝撃と感動を思い出す」としみじみ。今後は相撲の普及に尽力していく。「それしかない。現役をやってる時は夢中でやってたから分からなかったけど、辞めてから思う。子供たちが大相撲を目指してくれるのが一番重要。相撲界のためにやっていく。(白鵬から)いろいろアドバイスいただいて」と、話した。

 元日馬富士とは今も、食事をする仲で「いろいろアドバイスをもらい、外からの情報をいただいて、いい勉強をさせてもらっている」と、力を込めた。

 “友情出演”の元日馬富士は「白鵬杯には(自身も)何回も来ている。続けることがすごい。それも一つの相撲育成の大きなチャンス」とたたえた。

 母国モンゴルでは少年少女のための学校を経営。相撲で学んだ教育理念を取り入れている。「相撲のしつけ、礼儀作法、道徳を取り入れて。先輩、後輩と日本語で言ったりしている」と説明した。

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