神戸製鋼1・17に捧げる1勝 前日練習チーム全員で1分間の黙とう

 「ラグビー・トップリーグ、ヤマハ発動機24-36神戸製鋼」(18日、ヤマハスタジアム)

 昨季王者の神戸製鋼はヤマハ発動機を下し、開幕2連勝を飾った。

 25年前のあの日へ捧げる1勝だ。昨季王者の神戸製鋼は敵地・ヤマハスタジアムで快勝し開幕2連勝。ディロンヘッドコーチは「チームにとっても会社にとっても大きな意味を持つ。きょうは神戸の人たちを代表して戦いにいこうと話していた」とこの試合に懸ける思いを口にした。

 試合前日の1月17日は阪神・淡路大震災から25年の節目の日。前日は練習前に全員で1分間の黙とうを捧げ、あの日、何があったのかを話し合ったという。

 震災直後、神戸市灘区にある神戸製鉄所の第3高炉が緊急停止。約2カ月半後に再び灯った火は復興の象徴とされた。2017年10月に停止し、解体工事が進む第3高炉は選手たちが身にまとうジャージーにあしらわれている。思いを胸に王者は頂点だけを目指して走り続ける。

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