「ラグビー・トップリーグ、サントリー２２－１０ＮＴＴコミュニケーションズ」（１８日、秩父宮ラグビー場）

　サントリーが今季初勝利。悪い流れを変えたのがＦＢ松島幸太朗だった。５点差とされて迎えた後半１８分、スピードを生かして自陣１０メートルライン手前から敵陣中央すぎまで約４０メートルを突破。このチャンスから左に展開し、最後はＷＴＢ中鶴隆彰のトライにつなげて勝利を決めた。

　「ＦＢなのでラインブレークを多くやる。その仕事をしっかりやれている」と納得のプレーを振り返った。

　Ｗ杯で“Ｗフェラーリ”を形成したＷＴＢ福岡堅樹（パナソニック）が五輪種目の７人制に専念するため、この日、今季の１５人制最終戦を迎えた。「パナソニックとやるときに堅樹がいないので、その分助かります」と松島らしいエールを送った。

　その一方で自身の７人制移行については「僕の話は進展していない」と説明。「堅樹から『７人制に来いよ』と言ってもらってくれている」と勧誘があったことを明かしたが、「何を優先してやるかというところで、今のところは微妙という感じですね」と難しい状況であることを明かした。