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遠藤が白鵬に雪辱「うれしかった」 21年ぶり初日から連続金星

 「大相撲初場所・2日目」(13日、両国国技館)

 東前頭筆頭の遠藤が横綱白鵬を切り返しで転がし、初日の横綱鶴竜に続いて連日の金星を獲得した。初日から2日連続金星は1999年秋場所の栃東以来21年ぶり。先場所、顔面流血させられた白鵬のかち上げも張りも封じてリベンジ。6個目の金星で、白鵬からは16年九州場所以来2個目。新関脇朝乃山は難敵玉鷲を送り出し2連勝。鶴竜は小結阿炎をはたき込み初白星を挙げた。大関陣は9度目かど番の豪栄道が連敗。貴景勝も北勝富士に屈し初黒星を喫した。

 「遠藤!遠藤!」。取組後としては異例の館内コールが地鳴りのように沸き上がった。座布団が乱舞する中、最強横綱を倒した遠藤は「うれしかった」と、喜びをかみしめた。

 2度も同じ手は食わない。立ち合い、左に動き、先場所は顔面に食らって流血させられた“右エルボー”を外した。懐に飛び込むと得意の左差しで怒とうの攻め。横綱の上手投げも執念で防いだ。最後は左足で切り返しがさく裂。土俵に背中からぶっ倒すと、体ごとのしかかった。

 先場所後、横審から「見苦しい」と批判を浴びた張り&かち上げの“白鵬スペシャル”。その因縁の必勝型に堂々と雪辱した。人気イケメン力士はまさにヒーロー。土俵上で1度うなずき、してやったりと言わんばかりに舌をペロリとなめた。

 初日から連続金星は21年ぶり快挙。連日金星は一昨年初場所の嘉風以来だが、支度部屋に戻ると寡黙なのが遠藤流。「良かったです。しっかり集中して相撲が取れた。(今後も)自分の相撲を取るだけ」と、いつも通り笑みもなく応じた。

 19年5月に一般女性と結婚した。それ以降は2桁勝利1度、三役で初の勝ち越しと安定感がアップ。師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は「家庭を支えるために頑張るというのはあると思う。落ち着いているのを感じる」と愛の力を実感する。

 弟弟子の大栄翔が三役に昇進し、大関貴景勝、新関脇朝乃山、人気小兵の炎鵬ら若い力が台頭。師匠は「心の中では(悔しさが)あると思う」と遠藤の気持ちを思いやった。両膝、左足首、右上腕部と度重なる重傷を乗り越え、はい上がってきた。29歳、苦心が報われる時は来た。

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