桃田賢斗が交通事故に巻き込まれ負傷、命に別状なしと所属先 運転手は死亡
バドミントンの世界王者で、東京五輪での金メダルの期待が懸かる桃田賢斗(25)=NTT東日本=が13日、遠征中のマレーシア・クアラルンプールで自動車に乗っていた際に交通事故に巻き込まれて負傷した。
日本バドミントン協会の発表によると、午前5時すぎに、宿泊先の大会ホテルからクアラルンプール国際空港に移動する車が交通事故を起こしたという。桃田と、平山優コーチ(日本ユニシス)と帯同スタッフ1人が負傷し、病院に搬送された。
同協会によると3人は検査、治療を受けて、桃田は顎部裂傷、眉間部、唇の裂傷と全身打撲の診断。平山コーチは右脛裂傷、歯の損傷、全身打撲だった。
現地紙の「ハリアン・メトロ」電子板は「桃田賢斗が事故で負傷した」と大々的に報じた。同紙によると、桃田らの乗ったバンが、トラックの後部に衝突。運転手は死亡したという。
桃田は現地で行われたマレーシアマスターズで優勝したばかりだった。なお、NTT東日本によると、桃田は14日開幕のインドネシアマスターズはもともと「下肢の炎症」のため出場をキャンセルし、日本に帰国するため空港へ向かっている途中だったという。