SR渋谷が優勝 ベンドラメ「全員バスケで勝ち切れた」 役割分担でタイトル

 「バスケットボール・天皇杯 全日本選手権、SR渋谷78-73川崎」(12日、さいたまスーパーアリーナ)

 決勝が行われ、SR渋谷が前身の東京日立以来5年ぶり2回目の大会制覇を果たした。

 一進一退の攻防が続き、前半は35-35の同点で折り返し。第3QはSR渋谷が4点リードで終えた。第4Q残り4分を切ったところで一時逆転を許したが、勝負所のシュートをきっちり決め、終盤はファウルゲームを勝ち切った。

 伊佐勉HC(50)は「クラブ全体の勝利だと思う」と感慨深げ。チーム2番目13得点のベンドラメ礼生(26)は大歓声に「すごく気持ちいいです」と語り「全員バスケで勝ち切れた。ディフェンスで嫌な思いをさせて、流れを作るスタイルを天皇杯の決勝でもできて、すごくよかった」と振り返った。

 ベンドラメの言うように、川崎は出場したのが8人、4人が30分以上のプレイタイムとなった一方、SR渋谷は多くの選手でプレイタイムをシェア。それぞれが役割を果たしたことが、タイトル獲得につながった。

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