朝乃山 いきなり試練の2連戦「気合入れていく」初日VS御嶽海!2日目VS玉鷲!

 「大相撲初場所」(12日初日、両国国技館)

 日本相撲協会は10日、初場所の取組編成会議を行い初日、2日目の取組を決めた。新関脇の朝乃山(25)=高砂=は初日、西前頭2枚目の御嶽海(27)=出羽海=を迎え、“新旧・大関候補”がいきなり対決。過去1勝3敗の強敵突破で大関ロードに弾みを付ける。2日目も過去1勝3敗の幕内玉鷲(35)=片男波=と試練の連戦スタートだ。この日は都内の部屋で本場所用の紫の締め込みを着用し、踏み込みを入念に確認した。

 誰が相手でもなぎ倒すのみだ。朝乃山は稽古後、初日の相手を逆質問。「(西前頭)2枚目?御嶽海関?」と知るとうなずいた。「(苦手とか)そんなこと言っていたらキリがない。一つ上の先輩。気合を入れていく」と闘志をみなぎらせた。

 御嶽海は1学年上のアマ横綱で常に世代の先頭を走ったエリート。学生出身でスピード出世し三役になり活躍する姿に「負けたくはない」と刺激になった。背中を追い、自身も番付を駆け上がった。

 九州場所で大関昇進の可能性のあった先輩は6勝9敗と失速し、今場所から出直しの立場。代わって自身が“大関挑戦権”を奪取した。「そういう立場にいるのが不思議。自覚とか(持って)守っていく」。巡ったチャンスを逃す気はない。

 過去1勝3敗の苦手ながら朝乃山に心強いデータもある。初日は強く先場所の不戦勝を含め5連勝中で幕内14場所で12勝2敗。「新年になって改めて初日から白星を取りにいくぞ、と。初日から気合を入れないと15日間続かない。初日からピークに上げる」とスタートダッシュを期した。

 今年、大関昇進の大目標へ初場所は10勝がノルマ。2日目、昨年初場所覇者・玉鷲もあいくちが悪いが序盤で取りこぼすわけにはいかない。「番付が上なので負けたくない。序盤に勝たないと波に乗れない」。試練の連戦に必勝出陣だ。

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