福岡堅樹、ラグビー15人制続行へ 五輪後に引退、外科医目指す道は変わらず

 ラグビーW杯日本大会で4トライを挙げた日本代表WTB福岡堅樹(27)=パナソニック=が2日、合宿が行われている宮崎市内で取材に応じ、1月12日開幕のトップリーグに出場する考えを明かした。7人制ラグビーで東京五輪を目指す大前提に変化はないが、転向時期を見据えながら、まずはトップリーグでそのスピードを再び披露する。

 日本が誇る韋駄天(いだてん)が、再びその俊足を披露する。「僕に決められる問題じゃないですけど、僕の意思としては出たいと思います」。トップリーグに出場する思いを披露した。

 W杯と東京五輪を経て引退、外科医の道へ-。人生のプランがあった。15人制ラグビーはW杯でひと区切りとし、五輪種目である7人制ラグビーに移行する考えだった。空前の盛り上がりを見せたW杯。その熱はまだ残っている。「せっかくこれだけ盛り上がっているので」と期間限定で15人制続行を決めた。

 その一方で、W杯への未練はない。「納得のいくパフォーマンスを出せたので、もう引き時じゃないかなと思います」ときっぱり。福岡高の恩師でもある日本協会の森重孝会長(68)も次回23年大会の参戦を求めるが、「それは会長の頼みでも聞けませんね」と一蹴。「23年はプレッシャーのかかる大会だと思うので、学生としてそれを端から見ていたいなと思います」と笑った。

 現在は7人制への移行時期も、日本協会と話し合いを進めている段階。「どのタイミングで合流するのか、トップリーグに出られるかどうか。(7人制を)専任でやってらっしゃる方もいるので、そこらへんの調整が必要だと思います」。トップリーグ→東京五輪を経て、医学部受験に向かう。

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