石川佳純「初心に帰ろうと」 18歳以来の黒髪…3大会連続五輪へ原点回帰

 卓球女子で世界ランク8位の石川佳純(26)=全農=が2日、東京五輪代表争いのラスト2大会に向けた出発前に羽田空港で取材に応じた。出発前日には近年明るくしていたヘアカラーを黒く染め直したといい、「初心に帰ろうと思って。(黒髪は)18歳以来です」と“原点回帰”で大勝負に臨む。

 来年1月発表の世界ランクで日本勢上位2人が五輪シングルス代表に決まるが、1枠は伊藤美誠(スターツ)が確定。もう1枠を平野美宇(日本生命)と争っており、石川は僅差で追う状況だ。

 3大会連続の五輪切符獲得へは、ノースアメリカン・オープン(4~8日、カナダ)を経て、今季最後のグランドファイナル(12~15日、中国)で平野よりも1つでも上位の成績を残すことが必要となる。「今までの五輪代表争いでも最もハードだった。いつも以上にプレッシャーがかかってくるが、最後2大会で自分のプレーを信じ、自信を持って攻め切りたい」と決意を示した。

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