流行語年間大賞「ONE TEAM」ラグビー協会の森会長は感極まる
「2019ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップテンが2日、発表され、年間大賞に、ラグビーワールドカップ2019日本大会でジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(50)が掲げた「ONE TEAM」が選ばれた。
選考委員会は「ONE TEAMは、世界に広がりつつある排他的な空気に対する明確なカウンターメッセージであるとともに、近い将来、移民を受け入れざるを得ない日本の在り方を示唆するものとなった。それは安倍総理にもしっかりと伝わったと信じたい」と選考理由を説明した。
登壇した日本ラグビー協会の森重隆会長(68)は受賞に感極まった。現在、12の開催都市に対して順次あいさつ回りを行っていることを明かし、「『本当にありがとうございます』と自治体にお礼を申し上げると、必ず向こうから『ありがとうと言うのは…私たち…です』と言っていただきます。本当に皆さんが一生懸命応援していただいて…この結果を残すことができました。本当にどうもありがとうございました」と、声を詰まらせながら感謝を述べた。
「本来なら監督のジェイミー(ジョセフ・ヘッドコーチ)かキャプテンのリーチ(マイケル)が来るべきだったが、2人ともニュージーランドにいまして」と登壇の経緯を説明。「一生に一度というキャッチフレーズだったが、これだけ盛り上がるなら、20年後とか30年後もう1回やりたい」とW杯再招致への意欲を示し、会場から大きな拍手を浴びた。