羽生を指導するオーサーコーチ「4回転ルッツも練習はしています」 アクセルは…

 「フィギュアスケート・NHK杯」(23日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 GPシリーズの最終戦。男子フリーが行われ、羽生結弦(24)=ANA=がSPとの合計305・05点で同大会3年ぶりの優勝を果たし、12月5日開幕のGPファイナル(トリノ)出場権を得た。羽生を指導するブライアン・オーサーコーチは、羽生の演技構成の“伸びしろ部分”にも言及した。

 羽生は今大会でも4本の4回転ジャンプを織り込み着氷させた(うち1本の4回転トーループは再挑戦でのもの)。ただ、羽生自身が言及してきている史上初の4回転アクセル成功や、高難易度の4回転ルッツなど、さらなる高みを目指す余地はある。

 オーサーコーチは、「4回転ルッツも練習はしています。うまくいっているときもあります。彼自身が時期がきたら決めると思います。頭の中に常に考えているはずです。また時期が熟してくるのを待つと思います」と、長期的には演技構成に組み組むことも視野に入れていた。また、いまだ成功者のいない4回転アクセルについては「結弦本人にきいてください」とした。ただ、「前にも言ったことがありますが、4回転アクセルが出来る人がいるならそれは結弦だと思います」と、教え子に信頼を置いた。

 GPシリーズでは過去2年続けて大きな負傷を右足首に負った。今回はここまで無事に終えており、「この後は真っ向勝負をしていくと思う」とチームとしても、一つの山を越えた認識でいる。「今はとても調子がいい。このレベルの高さを保っていきたい」と語った。

 GPファイナルでは、今年の世界選手権で優勝しているネーサン・チェンとの一騎打ちが予想される。「ネーサンとはまったくタイプの違うスケーターなのでなかなか比較はできない。ネーサンもものすごくいいものをもっていますし。2人とも優秀。お互いにとっていい存在だと思う。結弦にとってもああいう存在がいて、自分も頑張れるきっかけになる。そういう存在が必要ですよね?ハビエルがいなくなった今」と、ライバル関係を歓迎していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス