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羽生結弦 ジャンプの乱れ救った名演目“バラ1”「いいイメージがある」

 「フィギュアスケート・NHK杯」(22日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、同大会3年ぶり4度目の優勝を狙う羽生結弦(24)=ANA=は、シーズンベストに迫る109・34点をマークし首位に立った。12選手中唯一、100点を超え、91・47点で2位のケビン・エイモズ(フランス)に17・87点差をつけた。

 午前の公式練習。羽生は苦しんでいた。冒頭に組み込む4回転サルコーも、最後の4回転トーループ-3回転トーループも、珍しく精度を欠く状況。時に激しいジェスチャーでいら立ちと滲ませ、リンクサイドでは頭に手をやり、悩みの表情を浮かべていた。試行錯誤を重ね、練習していた中で、突如、懐かしの振付で演技を始めた。平昌五輪シーズンなどのSPで使用したショパンの「バラード第1番」。もちろん音はなし。ピアノ曲を脳内で再生し、くるりと首を回して演技を開始。4回転サルコーと、4回転トーループをきっちりと決めた。

 SP後に報道陣から質問が及ぶと「はい、やりました」と、笑った。

 「『オトナル(秋によせて)』のサルコーとトーループがマンネリ化していて、やり過ぎると本番に使えなくなるなと思った。いいイメージがある『バラ1』のサルコーと4-3をやって感覚よく終わろうと」-。

 通称「バラ1」は、平昌シーズンを含め、通算3シーズン使用。次々と世界最高記録を塗り替えた名演目だった。最終調整のかいもあり、本番ではきっちりとすべてのジャンプを成功。羽生結弦の持つ引き出しの多さ象徴する一幕だった。

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