井上康生監督 優勝の阿部一二三を評価も「まだ丸山の方がリード」

阿部一二三(右)に敗れ、握手を交わす丸山城志郎=丸善インテックスアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
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 「柔道・グランドスラム大阪大会」(22日、丸善インテックアリーナ大阪)

 男子66キロ級決勝で17、18年世界選手権金メダリストの阿部一二三(22)=日体大=が延長の末、今夏の世界選手権金メダリストの丸山城志郎(26)=ミキハウス=に優勢勝ちし、2年ぶり4度目の優勝を飾った。

 阿部と丸山の直接対決は昨年のGS大阪大会決勝から丸山が3連勝中だったが、阿部が丸山の東京五輪内定を阻止し、代表争いに生き残った。

 取材に応じた男子日本代表の井上康生監督(41)は阿部について「負けられない戦いでプレッシャーはあったと思うが、それを跳ね返すいい試合をしてくれた。久しぶり何か覚悟というか、そういうものを持った試合だった」と評価し、世界選手権で右膝を負傷していた丸山に対しては「準備期間が短かったというところが敗因としてあるのかな」と語った。

 注目される東京五輪の代表争いについては「まだ丸山の方がリードしてると言っていい。阿部に残された道は全て勝つというところが非常に重要。そのことはたぶん本人も十分に自覚していると思う。逆に言うならば、丸山は今回負けたことであらためて次なる戦いに向けて、腹をくくって『決めてやる』という気持ちで戦っていくのではないか。その戦いを見守っていきたい」と総括した。

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