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朝乃山 9勝白鵬ピタリ1差 新三役勝ち越し「一日一番、先は見ていない」

 「大相撲九州場所・10日目」(19日、福岡国際センター)

 新小結朝乃山が平幕明生を盤石の右四つで寄り切って、今年名古屋場所の阿炎以来、新三役で勝ち越しを決めた。4連勝で2敗を死守し、ただ1人、1差でトップを追う。日本国籍取得後初の賜杯を目指す横綱白鵬が碧山を寄り切って9勝目(1敗)を挙げ、単独首位をキープした。2差の3敗には大関貴景勝、正代、千代丸、輝の4人が並ぶ。

 朝乃山が年下の24歳成長株に何もさせなかった。ガツンと当たって必勝の左上手が素早い。右を差して走ると、明生の投げも完全に封じて寄り切った。

 先場所敗れた相手に力の差を見せ付け雪辱。「上手を取った感触が良かった。自分の形になって早く出た」と会心の内容。目標にしていた新三役で勝ち越しを10日目にして決めた。「ほっとしている。あとは2桁(勝利)を目指して取り切りたい」と力を込めた。

 今年はウエート練習を本格的に取り入れ、安定感が増した。地方場所でもジムを探し、一般会員に交じり筋トレ。スクワット100キロ×10回を3セットなど暇を見付けては鍛え抜いた。下半身は強化され、さらにどっしりとした“山”に変身。今場所も大関貴景勝、小結阿炎、北勝富士、平幕大栄翔ら課題の押し相撲を克服した。

 前夜はプロ野球・ソフトバンクの王貞治会長らも愛する福岡の有名パスタ店『らるきい』でパワー注入。「僕だけ異常に多かった」と店側のサービスの!?大盛りスパゲティ、ピザ、ガーリックトーストをペロリ。その後、別の店でマグロ丼まで完食した。終盤、1差でトップ白鵬を追撃へ、スタミナ満点だ。

 年間最多勝争いでも10日目を終わって52勝で単独トップ。令和初の本場所となった今年の夏場所で初優勝し、トランプ米大統領から表彰され、相撲史に名を刻んだ。「(終盤も)一日一番、先は見ていない。自分の相撲を取り切る」。令和元年最後も“世界の朝乃山”が締める。

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