石川佳純「一昨日滑って青たんできました…」 この日も転倒、膝強打に苦笑い

 「卓球・W杯団体戦」(8日、東京体育館)

 女子準々決勝が行われ、前回2位の日本はルーマニアを3-0で下して4強入りを果たし、7大会連続のメダル獲得を決めた。第1試合のダブルスは石川佳純(26)=全農、平野美宇(19)=日本生命=組が3-1で先取し、第2試合は伊藤美誠(19)=スターツ=が3-0で完勝。第3試合は石川が3-2で勝負を決めた。準決勝は韓国と対戦する。

 石川がダブルス、シングルスで躍動した。五輪団体戦も見据えて練習を重ねている平野とのダブルスは第1ゲームを落としたが、徐々にペースをつかんで巻き返した。「流れはすごく悪かったが、切り替えて、2人で励まし合っていいプレーを出せたことが一番進歩を感じられた所じゃないかと思う」と胸を張った。

 五輪会場でもある東京体育館で、久々の大会。石川はいきおい余ってコートで滑って転倒する場面もあった。左の石川はフォアハンド側にボールを振られることが多いといい、「(コース際に)飛びつくので、その分滑りやすいのかも」と苦笑い。

 大会初日の6日にも左膝を強打としたといい、「一昨日滑って青たんができました(笑)。でも大丈夫です。プレーしているときはボールを取ることで必死なので」。日本の大黒柱は、思わぬアクシデントも快活に笑い飛ばした。

 7大会連続でのメダルを決め「取りあえずホッとしています」と安どした様子だが、決勝で8連覇中の中国を倒せるかどうかが五輪前哨戦の最大のテーマだ。「今日シングルスもダブルスも接戦を乗り越えて勝てたのは自信になった。明日はもっとエンジン全開で、リードされても落ち着いて1点1点プレーしたいです」と、頂上決戦前の韓国戦に向けて気合を入れた。

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